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子供の頃から憧れた教会ウェディング Uncategorized 

子供の頃から憧れた教会ウェディング

私は街の小さな教会で結婚式を挙げました。
もともとキリスト教徒でもなく、特に宗教には無関心のまま育った私の実家は代々仏教徒でした。幼い頃より毎日毎日どこからともなく香るお線香の臭いと「チーン」と祖母が鳴らす音の中で暮らしていました。私が小学生だったある日、親戚のおばちゃんの家に遊びに行くと、数日前に隣の家に外国人女性が引っ越してきているとのこと。私は興味深々でその家の前をウロウロしていると「コンニチワ」と声をかけられました。見ると噂の外国人女性です。とても日本語がお上手で「日曜日ミサをしているので遊びに来ませんか」と誘われたのが切っ掛けで私は彼女の家に通うようになりました。彼女は宣教師としてここへやってきたクリスチャンだったのです。私はホワイト先生が大好きになっていきました。そして街の小さな教会にも一緒に通うようになりました。教会の中はパイプオルガンの音が素敵に響き渡り、ステンドグラスからはカラフルな光が柔らかく差し込み別世界のようでした。いつか、この小さくて可愛く神聖な教会で結婚式を挙げるのが私の夢になりました。そんな私の夢に彼も賛同してくれて、教会にお願いに行くと、そこで式を挙げるにはキリスト教の精神を学ぶため、三回ほど神父様の話を聞きに行かなければならないと説明を受けました。私と彼は神聖な気持ちで教会に通いました。バージンロードを歩くため父親とリハーサルにも行きました。いよいよ当日、純白のドレスに身を包み神父様の前で愛を誓うその時が来ました。「あなたは病める時も健やかなる時も…」だんだん感極まって声が出ないほど感動に酔いしれていた瞬間「ハイと言いなさい…」と小声で神父様が言いました。マイクが入っているので教会中に響きわたり、ほんとうに恥ずかしい思いをしました。一生に一度の大切な思い出が神父様の「ハイと言いなさい…」で台無しになりました。クスクス笑う人もでてきて、結婚式に集中できなくなりましち。
やはり結婚式に慣れている普通の式場で挙げるべきだったと後悔しています。

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